〜 福袋研究会アンケート「変わり種福袋を教えてください」 〜
デパートがマスコミ向けに、宣伝目的に採算度外視で発売するお得福袋も魅力だが、話題にはならないものの変わり種福袋もけっこうある。
有名どころでは名古屋の「美宝堂」。日本一リーズと銘打った福袋が有名で、名古屋地区のテレビ局や新聞社がこぞって取材に出かける。2001年の「10mの黄金の蛇」や2003年の「5mの黄金の金シャチ」が入った福袋では、そのでかさで人々を驚愕させ、2004年には「日本一小さい福袋」 を販売し、どんなでかい福袋で話題を振りまくかと期待していた名古屋地区のテレビ局や新聞社に肩すかしを食らわせるなどやることがにくい。
これは聞いた話で何の裏もとってないのだが、風俗嬢(デリヘル?)福袋というのもあったらしい。袋に入った風俗嬢がお客さんの元へと向かうというとだ。福袋なので、 袋の中にはおねぇさんがもうひとりプラスされるとかされないとかだが、お得感いっぱい、男のロマンをそそる福袋である。
そこで皆さんの知っている変わり種福袋、こんなもの売れるわけないじゃんという福袋を教えていただければと思う次第。よろしく頼みます。
福袋研究会が選ぶ2005年お笑い福袋
「感動!あのドラマなりきり福袋」(西武百貨店池袋店・限定40袋)
福袋研究買いが選ぶお笑い福袋ナンバーワンは「感動!あのドラマなりきり福袋」で決まり。
「冬ソナ」に関連づければ話題になるという安易な発想(逆に勇気あふれるとも言えなくもないが)に加え、ペ・ヨンジュンの追っかけのおばさま方から、旦那の推定年齢を完全に見誤ってしまったマーケティングのミスがあげられる。
そもそも「冬ソナ」ファッションは童顔のペ・ヨンジュンだから似合うというもの。あのおばさま方のご亭主様というと推定年齢40〜60歳。体型的にも、髪の毛の生え具合の点からもあれを着こなせるかどうかは火を見るよりも明らか。それに「冬ソナ」ファッションが似合うのならば、あのようなおばさま方のような人を奥さんにしているとはとうてい思えないのだが……。
マスコミがこぞって取り上げたという点では企画の意図は的中したが、同時に年が明けても「冬ソナなの〜〜?」というセンスのなさが全国に配信されてしまったのは大きな誤算だったはずだ。
文・恩田ひさとし
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